めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

エッセー

岩波文庫90周年

本日は岩波文庫の誕生日で、90周年とのこと。人間でいうと卒寿である。

「栗本薫 全著書レビュー」浜名湖うなぎ

最近「カクヨム」で文章を書いたり読んだりしているのだが、先日「栗本薫 全著作レビュー」という著書別のレビューを発見して、読みふけってしまった。長いシリーズものも1巻ずつレビューしているという労作である。

「別世界にて―エッセー・物語・手紙」C.S.ルイス

副題に「エッセー/物語/手紙」とあって、その通りの本。 「エッセー」とは言っても日本人の書くような身辺雑記ではなくて、ファンタジーや児童文学に関する擁護や、批評に対する返答(反論)が8編。何と言っても「ナルニア国ものがたり」に関する部分に目…

「読む餃子」パラダイス山元

パラダイス山元はミュージシャンとして知られている他に、盆栽や温泉の本を出しており、さらに公認サンタ他あれこれと幅広い活動をしており、何がメインの仕事なのかちょっと把握しづらい。

「映画にまつわるXについて 2」西川美和

本書は映画監督の西川美和が、映画「永い言い訳」を製作した時期に書かれたエッセー集なので、7割くらいは本人による製作過程の報告のような側面もある。

「街道をゆく 31 愛蘭土紀行Ⅱ」司馬遼太郎

Ⅰの続き。面白そうな所をポツポツ拾い読みするのと、前から順番に読み進んでゆく読み方とを並行して行っていたので、いつのまに読むところが無くなったという変な読み終え方であった。

「街道をゆく 30 愛蘭土紀行Ⅰ」司馬遼太郎

山本夏彦より簡潔で辛辣なことを言っている本はないかと探し求めているうちに箴言集を読むようになり、さらに聖書を読んでいるうちに、なぜかケルト民話やファンタジーを読むようになってしまった。

「自殺」末井昭

タイトルがストレートに「自殺」、テーマが一貫して「自殺」なので、重苦しい内容かというとそうでもなかった。

「僕の叔父さん 網野善彦」中沢新一

歴史学者の網野善彦の奥さんのお兄さんの子が中沢新一、という「甥と叔父さん」関係の視点から互いの交流の歴史をまとめた追悼エッセイ。

隠棲する人たち

池内紀の「亡き人へのレクイエム」「ひとり旅は楽し」の二冊を読んでいたら、両方に岩本素白の話が出てきて、ほとんど同じ内容の文章だった。

「素顔の池波正太郎」佐藤隆介

池波正太郎の書生として、十年も仕えたという人の回想記である。

「武玉川・とくとく清水―古川柳の世界」田辺聖子

俳諧連句の付句をまとめた本が「武玉川」で、その中からさらに田辺聖子が選んだ句を解説した新書。どの句も軽妙で温か味があって、時に鋭い。

「女たちよ!」伊丹十三

エイプリルフールというと、伊丹十三の「女たちよ!」で紹介されていた「スパゲティの木」が不作というニュースのことを思い出す。

「妖異博物館」柴田宵曲

古今東西の奇譚を紹介した名随筆。雑談風のアンソロジーのような随筆と言った方が分かりやすいかもしれない。 同傾向の話を比較整理してあるので、原曲とカヴァーを聴き比べるような面白さも味わえる。

「御馳走帖」 内田百閒

最近は、昔読んだ本をただダラダラと読み返してばかりいる(それにしても昔読んで面白かった本をダラダラ読み返すこと以上に面白いことがあるだろうか)。

「パリ左岸のピアノ工房」T.E.カーハート

パリにいるアメリカ人の筆者が、子供の送り迎えの途中でピアノの部品や修理工具、中古ピアノを販売する店を発見する。その店の職人リュックと親しくなり、ピアノを買ったりまた習い始めたり……という風に始まる、ピアノをめぐるノンフィクション。

「茶話」薄田泣菫

大正時代に書かれた新聞の人気コラム集。 「総数800篇余から精選した154篇」というだけあって面白いし、各編が平均1ページ半あるかないかといった程度の短さなのですぐ読めた。

「日日雑記」武田百合子

武田百合子の最後のエッセー集。昭和のお終いから平成にかけての日記風の随筆なので、美空ひばりの東京ドーム公演など時代を感じさせる。

「未来者たちに」高橋睦郎

図書館にあった本で、詩人の高橋睦郎によるエッセーと講演。

「ぼくの伯父さんの東京案内」沼田元氣

沼田元氣は盆栽や写真、みやげ物や喫茶店、近年はこけしなど、その時期によって異なるテーマの本を出しているという、肩書きを説明し難い人である。