松本大洋の絵は癖が強いので、何となく「入っていけない」という先入観を持っていた。しかし本作は読み始めるとスルッと入っていけて、説明のなさが読みやすさを上げているように感じられた。
本書は放送作家の倉本美津留に関する本で、本格的な評伝というには量が足りず(そもそも存命の人物なので、そうならざるを得ない)、とりあえず生い立ちから現在までの大まかな報告のようになっている。
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