2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
高野文子のインタビューを読みたいので、わざわざ「数学セミナー」の2018年9月号を買ってしまった。 ここで語られている高野文子先生の主張がすごい。
子母澤寛といえば新選組三部作が有名だが、そっちは図書館になかったので代打のつもりで借りたのが「幕末奇談」である。 前半は「幕末研究」で語り口がいかにも江戸弁っぽい喋りの雰囲気の残る文章、後半の「露宿洞雑筆」になると、さらにくだけた調子で短い…
読者モニターになったおかげで仕方なく「木曜殺人クラブ」を読んだ(注)が、あまり人に薦めようとは思えなかった。ところが同じポケミスの「拳銃使いの娘」を読んでみたら、これはテキパキした文章で面白く、ページ数は「木曜~」の半分だがほぼ一日で読了…
タワーレコードのオンラインショップで「全品ポイント15%還元キャンペーン」をやっている。 CDだけでなく、本も対象なので一万円分買ってみたら、1500ポイントがついてきた。
下巻はいろいろと仲違いしていた関係が修復されたり、前向きに新しい一歩が踏み出されたりで一応まとまるのだが、本来は上中下巻で語るべき大きな話がシューッと縮んでまとまってしまったような感があり、やや残念。
高校生で、ゲイであることが周囲に知られてしまった「向井くん」が主人公だが、どちらかというとその周囲の人物(主にクラスメイトの男女)の群像劇のような話だった。
前回、思わせぶりに引っ張ってしまったその本とは、ブルボン小林の「あの人が好きって言うから…有名人の愛読書50冊読んでみた」である。
読書に関する対談、というよりジャンル別ブックガイド的な性格が強い本。
鏡花の短編「絵本の春」を、文字通り「絵本」にしたもので「絵」といっても版画が挿絵のようにふんだんに入っている。
ポプラ社のアンソロジー「百年文庫」シリーズは行きつけの図書館にたくさん置いてある。
このところ、新選組や明治維新に関する本を集中的に読んでいる。時代背景も人物も、何となくゴチャゴチャしていてよく分からないので避けていたジャンルだが、次第に成り行きが見えてくるようになったせいか、たいへん面白い。
四方田犬彦は一般的にさほど知られていない書き手かもしれないが、かれこれ40年くらい本を出している。ジャンルとしては映画論、漫画論、時評やテーマ別の評論、コラム集など。本書は「週刊金曜日」に書かれた10年分の時評をまとめたもの。集英社新書から出…
切手蒐集に関するエッセーである。今どき切手集めが趣味の人など見たことも聞いたこともないが、かつては日本に「趣味=切手集め」という常識が存在していたのだ。
東日本大震災クラスの大きな災害は、立場によって意見や書き方にブレがあって、どれがスタンダードな、客観的な、きちんとした報告なのか、よくわからない。 この本はイギリスの文学賞を受賞したというので、それなりの客観性があるのではと考えて読んでみた…