高野文子のインタビューを読みたいので、わざわざ「数学セミナー」の2018年9月号を買ってしまった。
ここで語られている高野文子先生の主張がすごい。
・漫画より「図」の方が美しい
・風景だけの漫画なら描ける
・地図には重力がない
・天地のある状態がつらい
・自分語りをしたくない
・仕組み(図解)を描きたい
などなど、これは確かに高野文子の頭や心からしか出てこないと思われる感覚である。
才能の大きさや有無というより、根本的に「表現」に向かう欲望の質が異なっているという印象を受けた。こういう根本的な欲望の違いを感じるのは、他にゴダールくらいしか思いつかない。
ついでにこちらもどうぞ。