歴史
子母澤寛といえば新選組三部作が有名だが、そっちは図書館になかったので代打のつもりで借りたのが「幕末奇談」である。 前半は「幕末研究」で語り口がいかにも江戸弁っぽい喋りの雰囲気の残る文章、後半の「露宿洞雑筆」になると、さらにくだけた調子で短い…
このところ、新選組や明治維新に関する本を集中的に読んでいる。時代背景も人物も、何となくゴチャゴチャしていてよく分からないので避けていたジャンルだが、次第に成り行きが見えてくるようになったせいか、たいへん面白い。
下巻は第八話から十五話まで。最後まで読むと、作者が残した梗概(第十六、十七話)とその後のプランらしきものが編集部によってまとめられていて、概要はつかめるようになっている。
「ブッチホン」をかけてくる人、とか「冷めたピザ」「鈍牛」「ボキャ貧」といった評言、そして「平成」と書かれた色紙を出した平成おじさん、として有名な総理大臣(だった)、小渕恵三の評伝。並行して何冊も本を読んでいるので時間がかかってしまった。
Ⅰの続き。面白そうな所をポツポツ拾い読みするのと、前から順番に読み進んでゆく読み方とを並行して行っていたので、いつのまに読むところが無くなったという変な読み終え方であった。
山本夏彦より簡潔で辛辣なことを言っている本はないかと探し求めているうちに箴言集を読むようになり、さらに聖書を読んでいるうちに、なぜかケルト民話やファンタジーを読むようになってしまった。
タイトルにある通り、いわゆる左翼の「進歩的文化人」の発言を取り上げ、それがいかに間違っているかを検証した本である。
「二十世紀」は2001年の1月に出た本で、20世紀の100年を1年ごとに4ページのコラムで描いたもの。それを橋本治が一人でやるのだから凄い。
太平洋戦争の最初の一日、および終戦までの最後の十五日間の記録を整理し「同日」「同刻」のものを並べたノンフィクションで、いま風に言うとあっちこっちの本からコピペしたような、それでいて編集センスの光る本。