めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「パリ左岸のピアノ工房」T.E.カーハート

パリにいるアメリカ人の筆者が、子供の送り迎えの途中でピアノの部品や修理工具、中古ピアノを販売する店を発見する。その店の職人リュックと親しくなり、ピアノを買ったりまた習い始めたり……という風に始まる、ピアノをめぐるノンフィクション。

「日常茶飯事」山本夏彦

書店の平台にある新刊に手が伸びて、そのまま買うという経験を久しぶりにした。本書は山本夏彦の最初のコラム集で、昭和30年代の本である。

「流れる」の原作と映画

このところ以前書いた読書日記を読み返しながら、こちらのブログに移せそうな記事は移している。中には読んだことをすっかり忘れていて、新しい発見をしたような気になる本もある。

「茶話」薄田泣菫

大正時代に書かれた新聞の人気コラム集。 「総数800篇余から精選した154篇」というだけあって面白いし、各編が平均1ページ半あるかないかといった程度の短さなのですぐ読めた。

「静かな生活」大江健三郎

この小説は連作短編集で、7年前に買って半分ほど読んでそのままだったもの。それ以前に雑誌に載った段階で読んでいる短編もあるので、かれこれ15年くらいかけて1冊を読んだという、ちょっと変わった経験をした。

「カフカとの対話」グスタフ・ヤノーホ

グスタフ・ヤノーホがカフカと交わした対話集。 感銘を受ける言葉があるとページの端を折っておくのが癖なのだが、折ったページが多すぎて本が膨れてしまった。発言の一つ一つが箴言的で、生まれながらの作家という感じがする。

「細雪」谷崎潤一郎

このブログは最近読んだ本の感想と、十年ほど前に書いた読書日記の写しの記事とが混ざっている。混ざっていても何の問題もないのだが、「細雪」の場合は「上」「中」「下」に感想が分かれているので、一回にまとめておく。

「寄せが見える本 〈基礎編〉」森 けい二

「終盤講座の最高傑作」と帯に書かれたこの本は本当に名著である。

「午後の曳航」三島由紀夫

このところ小説を読みかけても今ひとつ気が乗らず、途中で止めてしまうケースが多かったのだが、久々にすぐ読了。未亡人とその息子、及び海の男のほとんど3人しか出てこないし、長めの中編という程度の長さ。

「日日雑記」武田百合子

武田百合子の最後のエッセー集。昭和のお終いから平成にかけての日記風の随筆なので、美空ひばりの東京ドーム公演など時代を感じさせる。

「30の神品 ショートショート傑作選」江坂遊(編)

「ショートショート」というと星新一を少し読んで、他のSF作家の手によるものや、このジャンルの名作を何作か読んでお終い、というコースを辿る人がほとんどではないだろうか。

「未来者たちに」高橋睦郎

図書館にあった本で、詩人の高橋睦郎によるエッセーと講演。

私たちのお弁当

雑誌「クウネル」の連載企画をまとめた本。

稲垣足穂とEsquivel(エスキヴェル)

以前とあるSNSで、 「稲垣足穂が生きていたら、どんな音楽に興味を持つか?」 というトピックを見かけた。

「正統とは何か」G.K.チェスタトン

タイトルの「正統」とは、キリスト教的な世界観のことを指す。冒頭にも結論部分にも解説にもそう書いてある。いかにして自分はキリスト教を受け入れるようになったか、という精神の発展の記録である。

「変身」カフカ

精神的に落ち込んでいる時に何を読むかというのは重大な問題で、まず「感情を揺さぶる」ような本は避けたい。というより困るし、第一疲れる。

「同日同刻」山田風太郎

太平洋戦争の最初の一日、および終戦までの最後の十五日間の記録を整理し「同日」「同刻」のものを並べたノンフィクションで、いま風に言うとあっちこっちの本からコピペしたような、それでいて編集センスの光る本。

「Gスピリッツ」 Vol.42 その2

鶴田や当時の全日について振り返る天龍のインタビューにはあちこちに鋭い指摘があり、また故人を貶めないような配慮が感じられて読み応えがあった。

「Gスピリッツ」 Vol.42 その1

書店をブラブラしていたら「ジャンボ鶴田」という大きな文字の表紙が目に付いたので中身をパラパラ見てみると「続‐ミル・マスカラスが『悪魔仮面』と呼ばれた時代」という連載物のタイトルが目に入り、即座に購入した。