チェーホフを読んだのは吉田秋生の「櫻の園」を読んだ際に、漫画の中で上演される戯曲も読んでおこうとしたのが最初ではないかと思う。
井上ひさしの書いた一人芝居の戯曲で、本そのものが少し変わった構成になっている。
シャーロック・ホームズのパロディということに一応なってはいるものの、形式が小説ではなくて戯曲で、内容はよく言えば軽妙、悪く言えば小学生が考えたようなトリックが満載なので、かなり評価が分かれそうな本である。
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