めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

2017-01-01から1年間の記事一覧

「テアトル最終回」ドリヤス工場

この人はいつも水木しげるの画風で、名作文学の漫画化などをしている。本書はいかにもという「これまでのあらすじ」があって、その最終回だけを3Pの漫画にしたもの。

新装版を読めばいい

このブログの記事が「2017年図書館系はてなブックマークベスト100」にランクインしました! yawatosho.hateblo.jp

連城三紀彦とか「人工知能」とか

最近、連城三紀彦の短編を読み直している。初期の作品のうち手元に6,7冊ほどあって、いずれも古い本である。

「Sunny 第1集」松本大洋

松本大洋の絵は癖が強いので、何となく「入っていけない」という先入観を持っていた。しかし本作は読み始めるとスルッと入っていけて、説明のなさが読みやすさを上げているように感じられた。

「すべての『笑い』はドキュメンタリーである」木村元彦

本書は放送作家の倉本美津留に関する本で、本格的な評伝というには量が足りず(そもそも存命の人物なので、そうならざるを得ない)、とりあえず生い立ちから現在までの大まかな報告のようになっている。

「ぷツくんたたたぽうぽ」という奇怪な音

内田百閒の随筆集「凸凹道」所収の「大瑠璃鳥」に「ぷツくんたたたぽうぽ」という奇怪な音が出てくる。

「魔術師のおい」C.S.ルイス

「ナルニア国ものがたり」の6作目。 邪魔が入らなかったので、一日で読了できた。

「馬と少年」C.S.ルイス

「ナルニア国ものがたり」の5作目。 仕事で嫌な、気が滅入るような事が多かったので、読み終えるまでに時間がかかってしまった。

「僕がコントや演劇のために考えていること」小林賢太郎

小林賢太郎はコントや芝居、あるいは一人芝居風の独自のコントを行い、映像作品を作り漫画も描く人である。名前の通りクレバーで、物言いがシンプルでストレートで飾り気がない。

「ワンダー Wonder」R.J.パラシオ

この本を知ったのはまだ翻訳される前で、確か3,4年ほど前のはてなダイアリーで洋書の紹介をしているブログではなかったかと思う。

「書くインタビュー」訂正しました

ネットのニュースで「芥川賞沼田さん 直木賞佐藤さん」と書いてあるのを見た。

「凡宰伝」佐野眞一

「ブッチホン」をかけてくる人、とか「冷めたピザ」「鈍牛」「ボキャ貧」といった評言、そして「平成」と書かれた色紙を出した平成おじさん、として有名な総理大臣(だった)、小渕恵三の評伝。並行して何冊も本を読んでいるので時間がかかってしまった。

「銀のいす」C.S.ルイス

ナルニア国シリーズの第四作。100ページあたりまで読んでもなかなか冒険が始まらないので、少々じれったい。

「ホラー映画の魅力―ファンダメンタル・ホラー宣言」小中千昭

「ファンダメンタル・ホラー宣言」という副題がついていて、中身はホラー映画を観たり作ったりに関する考察。

「俳優のノート」山崎努

山崎努がリア王を演じるための詳細な役作りに励み、準備、稽古、そして本公演開始から千秋楽に到るまでの日々を書いた日記。

岩波文庫90周年

本日は岩波文庫の誕生日で、90周年とのこと。人間でいうと卒寿である。

「ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉」ポール・オースター

ポール・オースターがラジオ番組を通じて募集した、普通の人の身に起きた実話を集めたアンソロジーである。

「栗本薫 全著書レビュー」浜名湖うなぎ

最近「カクヨム」で文章を書いたり読んだりしているのだが、先日「栗本薫 全著作レビュー」という著書別のレビューを発見して、読みふけってしまった。長いシリーズものも1巻ずつレビューしているという労作である。

「大股びらき」ジャン・コクトー

面白いものに出会うと、精神が活発化して、肉体的にも抵抗力が強くなるように感じられる。つまらないものにぶつかってしまうと、逆に精神も肉体も参る。寿命を削られたようにすら思ってしまう。

「犬の人生」マーク・ストランド

詩人の書いた短編集。村上春樹の訳&解説のもので、古本屋で50円で買った。 詩人が書いただけあって、「小説になっていない」というか「小説未満」「未完成のスケッチ」という印象を受けた。

「朝びらき丸 東の海へ」C.S.ルイス

ナルニア国ものがたりシリーズ第三作は航海もので、今までに読んだことのある海洋冒険ものの記憶が次々によみがえってきた。

「十皿の料理」斉須政雄

「調理場という戦場」が面白かったので、すぐ購入、すぐ読了した。 内容は「調理場~」と重なる部分が多く、どちらかというとこちらの方が強い芯があり、濃い感じがする。

「調理場という戦場」斉須政雄

かなり前の「ほぼ日」の連載も読んでいたが、図書館の料理本のコーナーでたまたま書籍化されたものを見つけたので借りてみた。

「別世界にて―エッセー・物語・手紙」C.S.ルイス

副題に「エッセー/物語/手紙」とあって、その通りの本。 「エッセー」とは言っても日本人の書くような身辺雑記ではなくて、ファンタジーや児童文学に関する擁護や、批評に対する返答(反論)が8編。何と言っても「ナルニア国ものがたり」に関する部分に目…

「映画を撮りながら考えたこと」是枝裕和

本書は是枝裕和がその監督作品、テレビのドキュメンタリー作品などを振り返った本なので、代表作くらいは観ていないと意味がわからないかもしれない。創作全般に関して、あちこちに面白い箇所があったので、メモしておく。

「ライオンと魔女」C.S.ルイス

全七巻の「ナルニア国ものがたり」の第一作目。 「カスピアン王子のつのぶえ」が面白かったので、再読してみた。

「読む餃子」パラダイス山元

パラダイス山元はミュージシャンとして知られている他に、盆栽や温泉の本を出しており、さらに公認サンタ他あれこれと幅広い活動をしており、何がメインの仕事なのかちょっと把握しづらい。

「映画にまつわるXについて 2」西川美和

本書は映画監督の西川美和が、映画「永い言い訳」を製作した時期に書かれたエッセー集なので、7割くらいは本人による製作過程の報告のような側面もある。

「カスピアン王子のつのぶえ」C.S.ルイス

アイルランド関係で急に思い出したのが「ナルニア国ものがたり」で、学生の頃にシリーズ最初の「ライオンと魔女」を読んで泣きそうになるくらい感動したものの、あまりにも最初が素晴らしかったので、たぶん続編は今ひとつでは、と勝手に判断して読まずにい…

「街道をゆく 31 愛蘭土紀行Ⅱ」司馬遼太郎

Ⅰの続き。面白そうな所をポツポツ拾い読みするのと、前から順番に読み進んでゆく読み方とを並行して行っていたので、いつのまに読むところが無くなったという変な読み終え方であった。