めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」つのがい

手塚治虫の絵を完コピしたパロディ漫画集、という紹介の仕方にとりあえずはなるのだが、読んでみるとそれだけではない。

「屋上アイランド」

「屋上」というテーマで統一されたビジュアル寄りの本。 屋上ガイド、写真、エッセイ、アンケート、座談会などで構成されている。

読書ブログの難しさ

このブログは比較的「いい加減にやる」という方針だったので、これまで書く気が起きない時は一ヶ月以上も放置したり、更新ペースもバラバラであった。

「女たちよ!」伊丹十三

エイプリルフールというと、伊丹十三の「女たちよ!」で紹介されていた「スパゲティの木」が不作というニュースのことを思い出す。

読みたい本をさがすには

「これといって読みたいと思っている本は特にないが、何となく本を読んでみようかな?」 このような漠然とした欲求を抱えている人のために、クリックすると本を推薦する仕組みを置いておく。

「星新一 一〇〇一話をつくった人 」最相葉月

星新一の評伝。関係者多数へのインタビュー、新発見の資料、膨大な参考文献をふまえた力作で、以前この著者の本を読んだ時は不満を感じたが、本書は実に見事な出来だった。

「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」田中圭一

前々からこのブログで、夏樹静子の書いた腰痛の本(「椅子がこわい」「腰痛放浪記」)について書きたいと考えていたのだが、何となく延び延びになっているうちに別の病気の本を読み終えてしまった。

「ルーフォック・オルメスの冒険」カミ

シャーロック・ホームズのパロディということに一応なってはいるものの、形式が小説ではなくて戯曲で、内容はよく言えば軽妙、悪く言えば小学生が考えたようなトリックが満載なので、かなり評価が分かれそうな本である。

「刑務所の中」花輪和一

花輪和一の漫画「刑務所の中」を読んだ。 刑務所の中といえば、狭い、寒い、暗い、そして、まずい食事……、というイメージがある。しかし現実はそうでもないらしく、この漫画で紹介されている食事のメニューは以下のようなもの。

図書館の汚い本を読めばいい

「何か面白い本はないですか?」 「どんな本を読んだらいいのでしょう?」 この種の質問をされた時、あるいはそれに近い話題になった時、具体的に本の題名や作者名を挙げるのは虚しい。

「流れる」幸田文

四十すぎの未亡人の主人公が、芸者置屋の女中となって働くという短めの長編小説。

「JAZZ LEGENDS―ダウン・ビート・アンソロジー」フランク・アルカイヤー

「ダウン・ビート」誌の過去数十年分の記事から編まれたアンソロジー。 ジャズ関係のみならず、スティーヴィー・ワンダーやフランク・ザッパといった人物も含む記事、インタビュー、論戦、さらに名物企画の目隠しテストなどもある。

「ゴールデンカムイ」野田サトル 1~5巻

明治時代の北海道を舞台にした、金塊探しの漫画。まだ完結しておらず、既刊10巻まであるうちの半分まで読んだ。

カフカというペンネームで本を出している人

「カフカ」というペンネームで本を出している人がいる。 なかなか衝撃的、かつ挑発的な態度だなと思っていたら、フランツ・カフカとは関係がないらしい。

「『悪魔祓い』の戦後史 進歩的文化人の言論と責任」稲垣武

タイトルにある通り、いわゆる左翼の「進歩的文化人」の発言を取り上げ、それがいかに間違っているかを検証した本である。

「数学にときめく―あの日の授業に戻れたら」新井紀子

インターネット上の「働くお母さん」のためのサイトで出された問題と解答のやりとりの記録をまとめた本。

「妖異博物館」柴田宵曲

古今東西の奇譚を紹介した名随筆。雑談風のアンソロジーのような随筆と言った方が分かりやすいかもしれない。 同傾向の話を比較整理してあるので、原曲とカヴァーを聴き比べるような面白さも味わえる。

2つ説

アマゾンのカスタマーレビュー(アーヴィングの「サーカスの息子」)で、「何でも良いものは2つ」説を主張している人がいた。

「これ、誰がデザインしたの?」渡部千春

タイトルの通り、誰がデザインしたのか意識すらせずに日々触れている身近な商品ほかのデザインに着目した本。

「正義と微笑」太宰治

古い小説を読んでいると、今と価値観が違いすぎるために、うまく受け止めかねる珍妙な場面や文章に出くわすことがあります。そのような珍妙さをあざ笑うような態度には、どことなく育ちの悪さのようなものが見え隠れするので俺としては避けたいのです。

「二十世紀」橋本治

「二十世紀」は2001年の1月に出た本で、20世紀の100年を1年ごとに4ページのコラムで描いたもの。それを橋本治が一人でやるのだから凄い。

「鏡の国の孫悟空―西遊補」董若雨

平凡社の東洋文庫の記念すべき700巻目の本。「東洋文庫ガイドブック」で知り、面白そうだったので読んでみた。

「文体練習」レーモン・クノー

同じ内容を、違う文体で書き替える試みを何通りも並べた有名な実験文学にして奇書。それでいて少しも堅苦しくない。

「百日紅」杉浦日向子

実際に書かれたのがおよそ20年前で、文庫になったのがちょうど10年前、自分が読むのも10年ぶりくらい。部分的に覚えてはいるものの、半分くらいは初読と同じ感覚で読んだ。

「倫敦巴里」和田誠

有名な漫画家の絵や作家の文章のパロディを集めた本で、以前探した時は全く影も形もなかったのに、先日なぜかひょっこり発見できたので購入した。

「お菓子と麦酒」サマセット・モーム

これは面白かった。久々に小説らしい小説を読んだという感じ。 内容は、ある作家夫妻に関する回想回想また回想で、回想が小説の8割を占めている。

自分の本屋を作るとしたら

もともとこのブログのタイトルである「めちゃくちゃブックス」は、「自分が本屋を作るとしたらこういう名前にしたい」という妄想から始まったものである。

「ソーネチカ」リュミドラ・ウリツカヤ

10年以上も前に書いた読書記録を読み返していると、時々、ほとんど読んだ記憶のない本の感想が出てくる。クレスト・ブックスの「ソーネチカ」は読み終えた直後から「感想を書きにくい」と自分が嘆いている本である。

「御馳走帖」 内田百閒

最近は、昔読んだ本をただダラダラと読み返してばかりいる(それにしても昔読んで面白かった本をダラダラ読み返すこと以上に面白いことがあるだろうか)。

「僕はどうやってバカになったか」マルタン・パージュ

たまたま新宿の書店で見かけて、すごいタイトルに惹かれて買って、すぐ読了。これはなかなかの拾い物だった。

「パリ左岸のピアノ工房」T.E.カーハート

パリにいるアメリカ人の筆者が、子供の送り迎えの途中でピアノの部品や修理工具、中古ピアノを販売する店を発見する。その店の職人リュックと親しくなり、ピアノを買ったりまた習い始めたり……という風に始まる、ピアノをめぐるノンフィクション。

「日常茶飯事」山本夏彦

書店の平台にある新刊に手が伸びて、そのまま買うという経験を久しぶりにした。本書は山本夏彦の最初のコラム集で、昭和30年代の本である。

「流れる」の原作と映画

このところ以前書いた読書日記を読み返しながら、こちらのブログに移せそうな記事は移している。中には読んだことをすっかり忘れていて、新しい発見をしたような気になる本もある。

「茶話」薄田泣菫

大正時代に書かれた新聞の人気コラム集。 「総数800篇余から精選した154篇」というだけあって面白いし、各編が平均1ページ半あるかないかといった程度の短さなのですぐ読めた。

「静かな生活」大江健三郎

この小説は連作短編集で、7年前に買って半分ほど読んでそのままだったもの。それ以前に雑誌に載った段階で読んでいる短編もあるので、かれこれ15年くらいかけて1冊を読んだという、ちょっと変わった経験をした。

本から電話がかかってくる

「本から電話がかかってくる」というサービスはどうか。 利用者に愛読書を一冊あげてもらい、どういう点が好きか、どのような思い出があるか、等、問診票のようなものを書いて提出してもらう。

「カフカとの対話」グスタフ・ヤノーホ

グスタフ・ヤノーホがカフカと交わした対話集。 感銘を受ける言葉があるとページの端を折っておくのが癖なのだが、折ったページが多すぎて本が膨れてしまった。発言の一つ一つが箴言的で、生まれながらの作家という感じがする。

「細雪」谷崎潤一郎

このブログは最近読んだ本の感想と、十年ほど前に書いた読書日記の写しの記事とが混ざっている。混ざっていても何の問題もないのだが、「細雪」の場合は「上」「中」「下」に感想が分かれているので、一回にまとめておく。

「寄せが見える本 〈基礎編〉」森 けい二

「終盤講座の最高傑作」と帯に書かれたこの本は本当に名著である。

「午後の曳航」三島由紀夫

このところ小説を読みかけても今ひとつ気が乗らず、途中で止めてしまうケースが多かったのだが、久々にすぐ読了。未亡人とその息子、及び海の男のほとんど3人しか出てこないし、長めの中編という程度の長さ。

「日日雑記」武田百合子

武田百合子の最後のエッセー集。昭和のお終いから平成にかけての日記風の随筆なので、美空ひばりの東京ドーム公演など時代を感じさせる。

「30の神品 ショートショート傑作選」江坂遊(編)

「ショートショート」というと星新一を少し読んで、他のSF作家の手によるものや、このジャンルの名作を何作か読んでお終い、というコースを辿る人がほとんどではないだろうか。

「未来者たちに」高橋睦郎

図書館にあった本で、詩人の高橋睦郎によるエッセーと講演。

私たちのお弁当

雑誌「クウネル」の連載企画をまとめた本。

稲垣足穂とEsquivel(エスキヴェル)

以前とあるSNSで、 「稲垣足穂が生きていたら、どんな音楽に興味を持つか?」 というトピックを見かけた。

「正統とは何か」G.K.チェスタトン

タイトルの「正統」とは、キリスト教的な世界観のことを指す。冒頭にも結論部分にも解説にもそう書いてある。いかにして自分はキリスト教を受け入れるようになったか、という精神の発展の記録である。

「変身」カフカ

精神的に落ち込んでいる時に何を読むかというのは重大な問題で、まず「感情を揺さぶる」ような本は避けたい。というより困るし、第一疲れる。

「同日同刻」山田風太郎

太平洋戦争の最初の一日、および終戦までの最後の十五日間の記録を整理し「同日」「同刻」のものを並べたノンフィクションで、いま風に言うとあっちこっちの本からコピペしたような、それでいて編集センスの光る本。

「Gスピリッツ」 Vol.42 その2

鶴田や当時の全日について振り返る天龍のインタビューにはあちこちに鋭い指摘があり、また故人を貶めないような配慮が感じられて読み応えがあった。

「Gスピリッツ」 Vol.42 その1

書店をブラブラしていたら「ジャンボ鶴田」という大きな文字の表紙が目に付いたので中身をパラパラ見てみると「続‐ミル・マスカラスが『悪魔仮面』と呼ばれた時代」という連載物のタイトルが目に入り、即座に購入した。