図書館にゾンビの本はないかな、ないだろうなと思って見てみたら案の定なくて、代りに借りたジョン・ウォーターズの半自伝が面白くて、あっという間に3分の2ほど読む。
子供の頃からミニカーで事故ごっこをしていたり、廃車の山に痺れたり、ディズニー映画の悪役になりきったりなど、出てくるエピソードがどれも生き生きしていて夢中で読んでしまった。
台風が大好きで、倒木によって半壊して中身が剥き出しになっている家の惨状をおかずに弁当を食べた、なんてところは実に悪趣味で不謹慎だが可笑しい。読むだけで気分がすっきりする。
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これは2006年に書いた読書メモの一部である。
調べてみるとこの本は2014年に新版が出ているので、これから読む方は新版の方をどうぞ。
ちなみにジョン・ウォーターズは映画「ピンク・フラミンゴ」で有名な人で、旧版も新版も表紙のデザインは「ピンク」「フラミンゴ」を意識している。
「カルト映画」という括りが以前はあって、持て囃された時期もあったのだが、最近はあまりそういうアピールや宣伝は少なくなった。