めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

「幕末奇談」子母澤 寛

子母澤寛といえば新選組三部作が有名だが、そっちは図書館になかったので代打のつもりで借りたのが「幕末奇談」である。

前半は「幕末研究」で語り口がいかにも江戸弁っぽい喋りの雰囲気の残る文章、後半の「露宿洞雑筆」になると、さらにくだけた調子で短いエピソードが紹介される。

全部書くと大変なので、近藤勇の養父の話だけメモしておきたい。

続きを読む

「拳銃使いの娘」ジョーダン・ハーパー

読者モニターになったおかげで仕方なく「木曜殺人クラブ」を読んだ(注)が、あまり人に薦めようとは思えなかった。ところが同じポケミスの「拳銃使いの娘」を読んでみたら、これはテキパキした文章で面白く、ページ数は「木曜~」の半分だがほぼ一日で読了した。

続きを読む