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読んだ本の感想やメモなど

 「宇宙戦艦ティラミス」 原作:宮川サトシ / 漫画:伊藤亰

絵柄がシリアスで内容はギャグという路線のギャグ漫画である。

 

宇宙戦艦ティラミス 1 (BUNCH COMICS)

宇宙戦艦ティラミス 1 (BUNCH COMICS)

 

 

宇宙暦0156年、地球連邦政府と宇宙移民との抗争は激化していた。戦局を打開する為、地球連邦は新鋭宇宙軍用艦「ティラミス」を出航させる――。ティラミスの若きエース、スバル・イチノセは、眉目秀麗、成績優秀な天才パイロット。……だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、いつも専用機・汎用人型機動兵器デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる奴で……。孤独のコックピットギャグ、出撃!!

 

この作品内での操縦コクピットは、露骨なまでに引きこもりのための狭い自室として描かれており、また時には学校でぼっち飯を食べるトイレであり、ドラえもんが寝る押し入れのような存在としても描かれている。

それを便利な言葉でまとめてしまうと子宮回帰願望ということになるが、「集団生活になじめない」という点で共感しやすく読みやすい。

また絵柄がひたすらシリアスを押し通すので、「お母さん的な存在のおばちゃんが、いつの間にか隠していたDVDを整理している」「コクピットでおしっこが漏れそう」「Tシャツを裏返しに着てしまった」「小動物を拾う」といった使い古された古典的状況が妙に楽しい。

ちなみに本作を知ったきっかけはAmazonで、「おすすめ商品」として推してくるAmazonにも困ったものだが、それを買って読んでしまう自分も困った存在である。

 

www.kurage-bunch.com

 

部分的には無料で読めるので、試してみたい方はどうぞ。