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読んだ本の感想やメモなど

「SLAM DUNK 新装再編版 3」井上雄彦

 

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3巻のサブタイトルは「初試合・陵南戦1」である。前年度県大会ベスト4の実力校の陵南戦がじっくり描かれるので、ほぼバスケばかりの巻になる。冒頭の電車内でズンズン歩くシーンなど「あっ、これ覚えてる!」と言いたくなるようなコマがチラホラあるので、一度は読んでいることが確実である。

しかし初戦だけあって、後のベストメンバーにはほど遠い。ゴリ、流川が先発なのは当然として、それ以外はヤス、メガネ君、潮崎君という珍しいメンバー構成。ヤスとメガネ君はともかく、潮崎君はもしかすると最初から最後まで桜木花道との絡みがなかったのではないかと思うほど影の薄い存在である。

 

SLAM DUNK 新装再編版 3 (愛蔵版コミックス)

SLAM DUNK 新装再編版 3 (愛蔵版コミックス)

 

 

敵チームのスーパースター、仙道はこの巻の50ページになってやっとシルエットで登場し、続くページでやっとニコニコキャラであることが判明する(微笑三太郎の系統か)。

ところで前回の感想で、柔道部の主将が出てくる辺りの印象の薄さについて触れたのだが、スラムダンクの全31巻は「ドカベン」のピークが31巻にあることを意識していたという話があるくらいなので、最初の方に柔道部の話題が出てくるのは「ドカベン」へのオマージュなのかもしれない。

 

magazine.manba.co.jp

 

ドカベン水島氏×スラムダンク井上氏のBIG対談~少年チャンピオン41号~ - サトのおたから帖

 

さて試合は「相手チームがすごいので押される」→「そこを流川選手が打開!」という前半あるある的な展開である。とにかく湘北側はゴリ・流川コンビしか戦力がない。

よってゴリ×魚住が五分五分で、いくら才能があるとはいえ相手も天才系の仙道×流川は、2年の天才と1年の天才で分が悪い。しかしそれでも「さあ いこーか(89ページ)」と仙道に挑発されて「さあ 行こーか(130ページ)」と流川が意地を張り合って盛り上げる。

で前半はいい調子で善戦して、後半はゴリ退場から桜木登場、そこで主人公がディフェンスの才能の片鱗を見せる、といったところまで。