星新一の評伝。関係者多数へのインタビュー、新発見の資料、膨大な参考文献をふまえた力作で、以前この著者の本を読んだ時は不満を感じたが、本書は実に見事な出来だった。
続きを読む「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」田中圭一
前々からこのブログで、夏樹静子の書いた腰痛の本(「椅子がこわい」「腰痛放浪記」)について書きたいと考えていたのだが、何となく延び延びになっているうちに別の病気の本を読み終えてしまった。
続きを読む「ルーフォック・オルメスの冒険」カミ
シャーロック・ホームズのパロディということに一応なってはいるものの、形式が小説ではなくて戯曲で、内容はよく言えば軽妙、悪く言えば小学生が考えたようなトリックが満載なので、かなり評価が分かれそうな本である。
続きを読む