「ダウン・ビート」誌の過去数十年分の記事から編まれたアンソロジー。
ジャズ関係のみならず、スティーヴィー・ワンダーやフランク・ザッパといった人物も含む記事、インタビュー、論戦、さらに名物企画の目隠しテストなどもある。
- 作者: フランク・アルカイヤー,田村亜紀,広瀬真之
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 大型本
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世界のジャズ・ジャーナリズムを牽引する『ダウン・ビート』が、その膨大な記事の中から、インタヴュー、ルポルタージュ、アーティスト鼎談、ブラインド・フォールド・テスト、レコード評論等々、最高のものを精選した“生きたジャズ史”。1930年代から90年代までの巨匠たちを網羅した全ジャズ・ファンを魅了する強力な1冊です。
今では神話と伝説でコテコテに塗り固められたジャズの巨人たちも、当時は毀誉褒貶の渦中にある一人の人間に過ぎず、当時の生々しい姿を目の当たりにできる。
写真もまた、現在流通しているイメージより遥かに若かったり、可愛らしかったりする(若くてプリプリした顔のエラ、もっとプリプリしているルイなど)。
バディ・リッチとメル・トーメの対談があって、その組み合わせの意外さに驚いたが、二人はずっと仲がよく共演盤もあるという。
自分の頭の中でつながりのなかった人物同士が仲よしだと、訳もなく嬉しい。仲よきことは美しき哉。