ユーモア
「ユーモア」というとノホホンとした、おっとりした、ホンワカムードの文章ばかりかというとそうでもなくて、悪口の中にもユーモア成分が混じっているケースが多々ある。 その一例として太宰治の「如是我聞」を紹介してみたい。
6月19日の桜桃忌にちなんで、太宰治の小説を何点か採り上げてみたい。 太宰治というと、必ず代表作として「人間失格」「斜陽」「走れメロス」などが挙げられる。「苦悩して自殺した作家」というイメージだが、時代が下るにつれてそのような面の他に、面白い…
タイトルの通りのアンソロジーである。 大抵の場合、アンソロジーには必ず「ユーモア枠」があって、全体の1割か2割程度は(ミステリやSF,ホラー系でも)ユーモラスな短編が入っているものだ。
雪舟(ゆきふね)えまは穂村弘「手紙魔まみ、夏の引越し」の「まみ」のモデルになったという歌人で、本書は今のところ唯一の歌集である。 いかにも才気煥発で、短歌という枠の中で天衣無縫に独自の世界を描いている。
歌集「念力家族」はユーモラスで面白いのに文庫にもならず(*文庫化に関する追記あり)、最早すっかり忘れ去られている、という内容の記事を書こうと思っているうちに、NHKでドラマ化されるというニュースが目に入った。