めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

「源平盛衰記」福田清人

歴史に関する知識が小学~中学生レベルで止まっているので、まずいと思い歴史関係の新書などを少し読んでいる。

フィクションや古典文学も読もうとして「平家物語」近辺を読んでいるのだが、いきなり原文を読むのはきつい。

「新選組」周辺を理解するのに、小説やドキュメンタリーよりも複数の映画を観て初めて「わかった」と感じられたくらいなので、映画が一番かというとそうでもなく、子供向けの「源平盛衰記」を読んでみると何となく理解が進んだように感じられた。

 

 

話としては、

 

「調子に乗っている平家 vs 時期を伺って逆襲に出る源氏」

 

という構図なので、やくざ映画やギャング映画と大きな違いはない。

ただ天皇が絡むので「やくざ+天皇家」vs「ギャング+天皇家」の抗争と考えると現代ものよりも面白い。天皇家と婚姻によって結ばれているので、足し算というより掛け算のように「やくざ×天皇家」と書くべきかもしれない。

読んでいて次々と思い出されるのは「火の鳥(乱世編)」の場面である。

 

 

「カムロ」や清盛の死の場面など、何も見なくても目に浮かぶ。小学3,4年生の頃に読んでいるので、当時はまだ関係性がよく分からなかったが絵は覚えている。

さらに読み進むと「源三位頼政」が登場して、「あっ、モジャ公に出てきた人だ!」となった。藤子不二雄の「モジャ公」もやはり小学4年生くらいで読んでいる。

 

 

手塚・藤子の両巨頭の作品から受け取った知識が、数十年を経た今になって統合されてゆくのであった。

「浮遊霊ブラジル」津村記久子

津村記久子の短編集「浮遊霊ブラジル」収録の「地獄」を読んだら、生前にドラマ、映画、小説、その他あれこれの「物語」を消費しすぎた罪によって主人公が「物語消費しすぎ地獄」で罰を受けるという話だった。

これは結構、身につまされる鋭さを持っている。

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「別冊太陽 小泉今日子」

「別冊太陽 小泉今日子」は買うつもりがあまり無かったのだが、仕事先の訪問時間を調整するために書店に入って、何となくパラパラ読んでみて、これで1800円は安い、と思って購入した。

 

www.heibonsha.co.jp


それで昨夜、別の本を読み終えた後で読み始めて、読み終えるまでずっと本の内容に夢中になりっぱなしで、途中で休憩を挟まずに一気に最初から最後まで没入して読んだ。こういう経験は久しぶりである。
内容は主にプライベートな写真と、206の質問、あとは「師」と呼ぶほど影響を受けた人(久世光彦、相米慎二、淀川美代子、大島弓子など)に関する対談がいくつか、他には本人によるエッセーやアルバムなどで、構成も人柄もシンプルで良い。

 

 

たとえば対談相手の写真が、久世家の遺族以外はまったくない点を含めて実にシンプル。余計な広告ページや無関係な人の文章がなく、丁寧に作られていることが伝わってくる本だった。