発売日に漫画を買って読むというのは久しぶりで、「ママゴト」の3巻を待ちわびて買って読んで以来ではないだろうか(調べてみたら5年前だった)。
で、2巻で完結すると知っていたので、あの二人がイヤ~な感じで虐められたり、イヤ~な悲劇的な盛り上がり方になったらイヤだな~と、多少は心配していたのだが、そうはならなかった。
思うにその種の「盛り上げるための悲劇」を安直に持ってこられる展開、結末というものは、登場人物が可哀想だという以上に、それを描いた作者に失望してしまう面もかなりあるので、そういう意味でも読者の期待を裏切らずに、阿部共実はうまくハードルを越えてくれた。
「ちーちゃんはちょっと足りない」ほどの衝撃はないにしても、主人公のモノローグが全編にわたって効果的で、子供っぽさと大人っぽさを兼ね備えている不安定な心理描写にもなっていて良かった(そして、どことなく懐かしい)。それにいつもこの人はクライマックスが上手くて、頭ではなく胸を直接、鷲づかみにされるような感じになる。
サイズとしては映画化に向いている話だが、小六くらいの、児童文学に退屈さを感じている子供に勧めたくなる作品だった(もちろん大人が読んでも良作)。
2月23日に発売する「月曜日の友達」②巻の書店特典情報をブログにまとめました。ご興味あればぜひ。https://t.co/NbKVVezBG3 pic.twitter.com/pYnpPuv0CE
— 阿部共実 (@ab_t) 2018年2月20日
amazarashiが「このマンガがすごい!」をはじめ、数々の賞を受賞した阿部共実の漫画『月曜日の友達』の主題歌「月曜日」を書き下ろし、3月12日配信限定でリリースする事が決定しました。阿部共実の描き下ろし漫画を収録したMVも同日公開予定。
— amazarashi (@amazarashi_bot) 2018年2月22日
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明日2月23日に、漫画「月曜日の友達」第②巻(小学館ビッグコミックスピリッツ)が発売されます。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/PEkDvS82mM
— 阿部共実 (@ab_t) 2018年2月22日
この漫画のための曲もリリースされるとのこと。
*追記。インタビューも出た!