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読んだ本の感想やメモなど

「馬と少年」C.S.ルイス

 

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「ナルニア国ものがたり」の5作目。

仕事で嫌な、気が滅入るような事が多かったので、読み終えるまでに時間がかかってしまった。

途中で邪魔が入っても特に気にならない本も多いのだが、何となくファンタジーは横から邪魔が入ると読みにくい。この本は結局、前半を読んだ頃と後半を読んだ頃との印象がうまくつながらなくなってしまったので、たいへん残念。

 

馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)

馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)

 

 

前半はタイトル通り、馬と少年の出会いの話で、読んでいてこれはハリウッド映画によくある、二人の男が喧嘩しながら旅をして友情を深めるタイプの話(バディもの)かと思った。

しかし、しばらくすると女の子と牝馬のコンビが出てきて、これは喧嘩しながら恋に落ちる話なんだなと思っているうちに、今度はお馴染みのキャラクターが登場した。

その後は追われたり急いだりしつつクライマックスへ進む。一作目のような感情的な高ぶりはないが趣向が盛りだくさんで、謎解き的な要素や滑稽な場面、痛快な仕打ちなどなど後半以降は見せ場が多い。今回は旅に出るまでが
早い分、少々中盤で中だるみがあったような印象を受けた。

しかしこっちのコンディションも悪かったので、忘れた頃に一気に読んでみたい。

このシリーズはあと2作で終りかと思うともったいない。今のところ、1作目の「ライオンと魔女」、3作目の「朝びらき丸~」が傑作だと思う。