「カフカ」というペンネームで本を出している人がいる。
なかなか衝撃的、かつ挑発的な態度だなと思っていたら、フランツ・カフカとは関係がないらしい。
ちなみにカフカという名前は春樹さんの小説『海辺のカフカ』から拝借したものです。なんとなく名前を付ける時に当時のベストセラーから借りたのだと思う。よくフランツカフカの方と間違えられたり、自分の本がドイツ文学の棚に置いてあったと嘘のような本当の話があります。もっとちゃんと考えて名前を考えるべきだったと反省する日々です。。
そう言われてみれば、若い人が何気なく村上春樹の作品に倣ってペンネームをつけるのは変ではないかも知れないが、出版社の方では問題にしなかったのだろうか。そこが不可解である。
何かシュールな雰囲気の本だなあ。
こういう調子で「カフカ」を名乗る先例が通るなら、そのうちペンネームが徳川家康とか、吉永小百合とか、新垣結衣とか、聖徳太子とか、芥川龍之介とか、夏目漱石とか、トルストイとか、そういう人たちだらけに……なる訳ないだろ(自分ツッコミ)!!