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めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

私たちのお弁当

ノンフィクション 食べ物

 

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雑誌「クウネル」の連載企画をまとめた本。

単に普通の人のお弁当を紹介しただけの本ならさほど読み応えを感じないが、作った人の顔写真が付いている所が秀逸で、弁当箱自体の形と作った人の顔、お弁当の中身の色合いと作った人の顔色やファッションとを比べながら読むと、相関関係があるように思えてならない。

 

私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

 

 

つまり、顔つきが丸い人はやはりお弁当箱も丸く、オカズやご飯が薄く白っぽい色の人はやはり色白という風に、イコールで結ばれるケースが8割以上あるのではないかと私は見ている。

勿論、イコールにならない場合もあるし、そもそもある一日のお弁当の中身を紹介してあるだけなのだから、たまたま本人の顔やファッションと似てしまう日もあるだろうし、そうでない日も沢山ある筈だ。

けれども比較して「似てる!!」と心の中で叫ぶ誘惑には抗しきれず、読んでいる間じゅう何度も叫んでしまった。時間があれば全お弁当&全参加者レビューを書きたいほどである。

個人的ベストお弁当は泉鏡花の「高野聖」に出てきそうな、いかにも明治時代の人が食べているような、四角い弁当箱の人。泉鏡花賞(弁当部門)を与えたいくらいの、「やあ、人参と干瓢ばかりだ。」と思わず言いたくなるような弁当だった(干瓢は入っていないが)。