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めちゃくちゃブックス

読んだ本の感想やメモなど

「化粧」井上ひさし

井上ひさしの書いた一人芝居の戯曲で、本そのものが少し変わった構成になっている。

タイトルが五七五になっている本

以前、「タイトルが五七五になっている本 ベスト3」を考えたのだが、追加で新しく加えておきたい本を発見した。 nd.hateblo.jp

「素顔の池波正太郎」佐藤隆介

池波正太郎の書生として、十年も仕えたという人の回想記である。

「江戸の爆笑力―時代小説傑作選」細谷正充(編)

ユーモア色の強い時代物の短編を集めたアンソロジー。 特に印象に残った4編のみ簡単にメモしておく。

「日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル」

アマゾンの購入履歴から、頻繁に変な本を勧められる。「日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル」(1~6年生まで)はそのような切っ掛けで知った本だが、どうしてもこのブログで話題にせざるを得ないほど強烈なシリーズである。

「ふうらい姉妹 第4巻」長崎ライチ

四コマのギャグ漫画の最終巻である。 3巻が出て以来かなり間があったため、待っていたというより「諦め半分、忘れ半分」といった状態になっていたので書店で見かけて驚いた。

「少しだけ、無理をして生きる」城山三郎

今回で投稿数が100になるので、記念すべき100回目の更新に特別な本を持ってくるかというと、そういう余裕や感慨や特別企画のようなものはない。

「書くインタビュー 1」佐藤正午

本を扱うブログは、そこそこネタばれを避けながらあらすじを紹介したり、良い点、悪い点、気になった点など挙げて感想をまとめればよい。よって簡単に書けそうなものだが、中には著しく紹介しづらい本もある。

「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」ニール・ガブラー

およそ3分の1、第4章まで読んだ感想。ディズニーの伝記は徹底的に悪く書かれたものと、その反対の大甘路線のものとがあるようで、この本は偏りが少ないらしい。

「びんぼう自慢」古今亭志ん生

飲む、打つ、買うは当たり前で、着ている物すら何かにつけて質屋に入れて、家賃は払ったことがほとんどなくて、戦争中も酒のことしか考えておらず、改名を16回したという落語家、古今亭志ん生の半生記。

「捜神鬼」西村寿行

西村寿行は70~80年代に活躍した人気作家なので、今やほとんど新刊書店では見かけない存在になってしまった。「寿行」という名前の読み方すら分からない、知らない、という人が多いのではないだろうか(「じゅこう」と読む)。

「武玉川・とくとく清水―古川柳の世界」田辺聖子

俳諧連句の付句をまとめた本が「武玉川」で、その中からさらに田辺聖子が選んだ句を解説した新書。どの句も軽妙で温か味があって、時に鋭い。

「米川良夫」の読み方

カルヴィーノの翻訳などでよく目にする「米川良夫」という人がいる。 この名前の読み方が!

「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」つのがい

手塚治虫の絵を完コピしたパロディ漫画集、という紹介の仕方にとりあえずはなるのだが、読んでみるとそれだけではない。

「屋上アイランド」

「屋上」というテーマで統一されたビジュアル寄りの本。 屋上ガイド、写真、エッセイ、アンケート、座談会などで構成されている。

読書ブログの難しさ

このブログは比較的「いい加減にやる」という方針だったので、これまで書く気が起きない時は一ヶ月以上も放置したり、更新ペースもバラバラであった。

「女たちよ!」伊丹十三

エイプリルフールというと、伊丹十三の「女たちよ!」で紹介されていた「スパゲティの木」が不作というニュースのことを思い出す。

読みたい本をさがすには

「これといって読みたいと思っている本は特にないが、何となく本を読んでみようかな?」 このような漠然とした欲求を抱えている人のために、クリックすると本を推薦する仕組みを置いておく。

「星新一 一〇〇一話をつくった人 」最相葉月

星新一の評伝。関係者多数へのインタビュー、新発見の資料、膨大な参考文献をふまえた力作で、以前この著者の本を読んだ時は不満を感じたが、本書は実に見事な出来だった。

「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」田中圭一

前々からこのブログで、夏樹静子の書いた腰痛の本(「椅子がこわい」「腰痛放浪記」)について書きたいと考えていたのだが、何となく延び延びになっているうちに別の病気の本を読み終えてしまった。

「ルーフォック・オルメスの冒険」カミ

シャーロック・ホームズのパロディということに一応なってはいるものの、形式が小説ではなくて戯曲で、内容はよく言えば軽妙、悪く言えば小学生が考えたようなトリックが満載なので、かなり評価が分かれそうな本である。

「刑務所の中」花輪和一

花輪和一の漫画「刑務所の中」を読んだ。 刑務所の中といえば、狭い、寒い、暗い、そして、まずい食事……、というイメージがある。しかし現実はそうでもないらしく、この漫画で紹介されている食事のメニューは以下のようなもの。

図書館の汚い本を読めばいい

「何か面白い本はないですか?」 「どんな本を読んだらいいのでしょう?」 この種の質問をされた時、あるいはそれに近い話題になった時、具体的に本の題名や作者名を挙げるのは虚しい。

「流れる」幸田文

四十すぎの未亡人の主人公が、芸者置屋の女中となって働くという短めの長編小説。

「JAZZ LEGENDS―ダウン・ビート・アンソロジー」フランク・アルカイヤー

「ダウン・ビート」誌の過去数十年分の記事から編まれたアンソロジー。 ジャズ関係のみならず、スティーヴィー・ワンダーやフランク・ザッパといった人物も含む記事、インタビュー、論戦、さらに名物企画の目隠しテストなどもある。

「ゴールデンカムイ」野田サトル 1~5巻

明治時代の北海道を舞台にした、金塊探しの漫画。まだ完結しておらず、既刊10巻まであるうちの半分まで読んだ。

カフカというペンネームで本を出している人

「カフカ」というペンネームで本を出している人がいる。 なかなか衝撃的、かつ挑発的な態度だなと思っていたら、フランツ・カフカとは関係がないらしい。

「『悪魔祓い』の戦後史 進歩的文化人の言論と責任」稲垣武

タイトルにある通り、いわゆる左翼の「進歩的文化人」の発言を取り上げ、それがいかに間違っているかを検証した本である。

「数学にときめく―あの日の授業に戻れたら」新井紀子

インターネット上の「働くお母さん」のためのサイトで出された問題と解答のやりとりの記録をまとめた本。

「妖異博物館」柴田宵曲

古今東西の奇譚を紹介した名随筆。雑談風のアンソロジーのような随筆と言った方が分かりやすいかもしれない。 同傾向の話を比較整理してあるので、原曲とカヴァーを聴き比べるような面白さも味わえる。

2つ説

アマゾンのカスタマーレビュー(アーヴィングの「サーカスの息子」)で、「何でも良いものは2つ」説を主張している人がいた。

「これ、誰がデザインしたの?」渡部千春

タイトルの通り、誰がデザインしたのか意識すらせずに日々触れている身近な商品ほかのデザインに着目した本。

「正義と微笑」太宰治

古い小説を読んでいると、今と価値観が違いすぎるために、うまく受け止めかねる珍妙な場面や文章に出くわすことがあります。そのような珍妙さをあざ笑うような態度には、どことなく育ちの悪さのようなものが見え隠れするので俺としては避けたいのです。

「二十世紀」橋本治

「二十世紀」は2001年の1月に出た本で、20世紀の100年を1年ごとに4ページのコラムで描いたもの。それを橋本治が一人でやるのだから凄い。

「鏡の国の孫悟空―西遊補」董若雨

平凡社の東洋文庫の記念すべき700巻目の本。「東洋文庫ガイドブック」で知り、面白そうだったので読んでみた。

「文体練習」レーモン・クノー

同じ内容を、違う文体で書き替える試みを何通りも並べた有名な実験文学にして奇書。それでいて少しも堅苦しくない。

「百日紅」杉浦日向子

実際に書かれたのがおよそ20年前で、文庫になったのがちょうど10年前、自分が読むのも10年ぶりくらい。部分的に覚えてはいるものの、半分くらいは初読と同じ感覚で読んだ。

「倫敦巴里」和田誠

有名な漫画家の絵や作家の文章のパロディを集めた本で、以前探した時は全く影も形もなかったのに、先日なぜかひょっこり発見できたので購入した。

「お菓子と麦酒」サマセット・モーム

これは面白かった。久々に小説らしい小説を読んだという感じ。 内容は、ある作家夫妻に関する回想回想また回想で、回想が小説の8割を占めている。

自分の本屋を作るとしたら

もともとこのブログのタイトルである「めちゃくちゃブックス」は、「自分が本屋を作るとしたらこういう名前にしたい」という妄想から始まったものである。

「ソーネチカ」リュミドラ・ウリツカヤ

10年以上も前に書いた読書記録を読み返していると、時々、ほとんど読んだ記憶のない本の感想が出てくる。クレスト・ブックスの「ソーネチカ」は読み終えた直後から「感想を書きにくい」と自分が嘆いている本である。

「御馳走帖」 内田百閒

最近は、昔読んだ本をただダラダラと読み返してばかりいる(それにしても昔読んで面白かった本をダラダラ読み返すこと以上に面白いことがあるだろうか)。

「僕はどうやってバカになったか」マルタン・パージュ

たまたま新宿の書店で見かけて、すごいタイトルに惹かれて買って、すぐ読了。これはなかなかの拾い物だった。

「パリ左岸のピアノ工房」T.E.カーハート

パリにいるアメリカ人の筆者が、子供の送り迎えの途中でピアノの部品や修理工具、中古ピアノを販売する店を発見する。その店の職人リュックと親しくなり、ピアノを買ったりまた習い始めたり……という風に始まる、ピアノをめぐるノンフィクション。

「日常茶飯事」山本夏彦

書店の平台にある新刊に手が伸びて、そのまま買うという経験を久しぶりにした。本書は山本夏彦の最初のコラム集で、昭和30年代の本である。

「流れる」の原作と映画

このところ以前書いた読書日記を読み返しながら、こちらのブログに移せそうな記事は移している。中には読んだことをすっかり忘れていて、新しい発見をしたような気になる本もある。

「茶話」薄田泣菫

大正時代に書かれた新聞の人気コラム集。 「総数800篇余から精選した154篇」というだけあって面白いし、各編が平均1ページ半あるかないかといった程度の短さなのですぐ読めた。

「静かな生活」大江健三郎

この小説は連作短編集で、7年前に買って半分ほど読んでそのままだったもの。それ以前に雑誌に載った段階で読んでいる短編もあるので、かれこれ15年くらいかけて1冊を読んだという、ちょっと変わった経験をした。

本から電話がかかってくる

「本から電話がかかってくる」というサービスはどうか。 利用者に愛読書を一冊あげてもらい、どういう点が好きか、どのような思い出があるか、等、問診票のようなものを書いて提出してもらう。

「カフカとの対話」グスタフ・ヤノーホ

グスタフ・ヤノーホがカフカと交わした対話集。 感銘を受ける言葉があるとページの端を折っておくのが癖なのだが、折ったページが多すぎて本が膨れてしまった。発言の一つ一つが箴言的で、生まれながらの作家という感じがする。